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この寺の教えは常に圓かなる
禅寺
常圓寺は山号を護法山といい曹洞宗の寺院です。
釈尊を源流にもつ禅は、達磨を通して中国に伝えられ、やがて道元禅師がその法を受け継がれ、日本に伝えられました。
本尊
ご本尊様は行基菩薩作と伝えられる十一面千手観世音菩薩で、秘仏となっております。(左の写真は前立御本尊です)
人々のさまざまな苦難に対応するためすべての方向に顔を向け、1000本の手で、人々の苦悩をすくい取る仏さまです。
開創
応永六年(1399)に信濃国西伊那部村西山の内(現在の伊那市横山)の寺社平に開創されました。現在は記念碑が建っています。
移転再興
その後、百年を経て文亀元年(1501)に賢甫宗俊禅師により開山され、現在地の字上の原山王権現(現在の伊那市山寺区)に移転再興されたのは天正九年(1581)で、五世造天弘宅大和尚のときであり、開基は御園の御子柴六左衛門茂久です。
本寺・末寺
末寺には常輪寺(伊那市西春近小出)祥雲寺(伊那市御園区)阿弥陀寺(伊那市中央区)龍光寺(伊那市狐島区)薬師寺(下伊那郡上郷村黒田)があり、東筑摩郡麻績村の法善寺を本寺としています。
ご詠歌
ご詠歌に
この寺の教えは常にまどかなる
法をこころの月ぞくもらじ
と詠まれています。
© 常圓寺 2012