法系

過去から、そして未来へ

禅宗では古来より、師からいえば伝法、弟子からいえば嗣法ということを極めて重視しています。
弟子の中から嗣法にたえる人物を打ち出し、これに法を嗣がせ、禅の法脈を絶やさないことは、師家が命がけで果たすべき責任とされています。
釈尊が説かれた「正伝の仏法」を「一器の水を一器に移すが如く」伝え、永遠に断絶させないために、この法系(法脈)が尊重されてきました。
釈尊がその法を摩訶迦葉に付してから、西天二十八祖・東土六祖・青原下十七祖、一系連綿として道元禅師(永平寺開山)に至り、さらに瑩山禅師(総持寺開山)に至るこの法系は、我が国曹洞宗門の末派寺院の開山大和尚へと法脈が継承され、今日まで面々と続いています
 

常圓寺の法系

釈尊
 ~(中略)~
菩提達磨大和尚
 ~(中略)~
永平道元大和尚(高祖承陽大師)…永平寺開山
孤雲懐奘大和尚………………………永平寺二世
徹通義介大和尚………………………永平寺三世 大乗寺開山
瑩山紹瑾大和尚(太祖常済大師)…總持寺開山 大乗寺二世
峨山韶碩大和尚………………………總持寺二世
大源宗真大和尚………………………總持寺三世
梅山聞本大和尚………………………總持寺四世 大洞院開山
如仲天*大和尚………………………大洞院二世
喜山性讚大和尚………………………大洞院三世 洞昌寺開山
霊嶽洞源大和尚………………………洞昌寺二世
霄岸長通大和尚………………………洞昌寺三世
華翁洞嶽大和尚………………………洞昌寺四世 善住寺開山
賢甫宗俊大和尚………………………善住寺二世 常円寺開山
喜叟道悦大和尚………………………常円寺二世