本堂の仏様

まず、本堂正面よりお参り下さい
 

ご本尊様/十一面千手観世音菩薩

伝行基作
御丈五寸五分
木造

観音の本願である慈悲の働きを最大限に表現した仏さまである。
人びとのさまざまな苦難に対応するため、すべての方向に顔を向けている。
そして、1000本の手で、その苦しみをすくい取る。
左の写真は前立ち本尊(ご本尊様は秘仏)。
 

四天王像

大仏師清水勝之丞作
御丈一尺
木造極彩色

古代インドにおいては護世神であったが、仏教に取り入れられてからは、世界の中心に高くそびえると考えられた須弥山頂上に住む帝釈天に仕え、山下の四方四州を護る護法神として位置づけられた。
さらにその後、須弥山の縮図と見なされた須弥壇上において、中央に安置された仏・菩薩の四方を守護する護法神となった。
東方を持国天、西方を増長天、南方を広目天、北方を多聞天がそれぞれ守護している。
常圓寺では本尊をはさんで並んでいる。
 

賓頭廬尊者

作者未詳
御丈二尺
木造漆喰

釈尊の弟子で、十六羅漢の一。
像にさわった手で我が身を撫でれば病気平癒すると言われている。
 

地蔵菩薩

作者未詳
御丈二尺八寸
塑像彩色

大地を包蔵するという意をもつ菩薩で、大地のように堅固な菩提心を備えている。
釈尊滅後、衆生の救済に当たられている。
寺の年中行事の施食会の守護本尊でもある。