住職就任のご挨拶


平成十五年(二〇〇三)一月十八日に当山第二十七世佛山宗道大和尚が遷化され、同二月一日付をもって曹洞宗管長より辞令を受け、第二十八世住職に就任いたしました。
昭和五十八年七月に副住職に就任するにあたり、すでに檀徒総代会で後任住職としての了承を頂いておりましたので、住職遷化にともない自動的に副住職が住職となった次第です。

とはいえ、私といたしましては、自らの所信を述べ、その上で檀信徒の皆様の信任を得て住職になるという形式をとりたいと以前より考えておりました。
本来、寺院は住職(個人)の所有するものではなく、世襲すべきものでもなく、住職もまた寺院を支える者の一人であり、檀信徒の皆様すべてによってよりよいかたちで護持していかなければならないものであると思うからです。
信任を得るという形式はとれませんでしたが、ここに以下、私の思うところを申し上げてご挨拶とさせて頂きます。
 

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2012/10/25

曹洞宗の未来への提言……我々は何をすべきなのか?

Tweet ThisSend to Facebook | by:角田泰隆
僧侶のあるべき姿とは何か? 寺院はどうあるべきか? 曹洞宗は何をすべきなのか?

次世代を確実に背負ってゆく曹青僧侶は、常にこのことを問いかけなければならない。

未来への提言、それは「慕古」にある。

かつて江戸時代、宗統復古運動や古規復古運動が行われた。それは革新運動であり、且つ復古運動であった。つまり従前の「伝統」を、「復古」で打ち破ったのである。

僧侶のあるべき姿とは何か? 寺院はどうあるべきか? 曹洞宗は何をすべきなのか? 次世代を確実に背負ってゆく我々は、常にこのことを問いかけなければならないと私は思う。
16:00 | 曹洞宗