諸堂の仏像

仁王様の形相、とくとご覧あれ
 

仁王像 阿/吽

谷作左衛門・同定之丞作
御丈五尺八寸
木造彩色

金剛神・金剛力士・金剛蔵王ともよばれる。
如来の心を体し、多くの配下を領して仏法護持にあたる。
仁王門の左右に配置されている。
左は口を開き、右は閉じている。
それぞれ、阿(あ)、吽(うん)とよぶ。
 

地蔵菩薩

木食故信作
御丈二尺八寸
塑像彩色

背銘に「万体の内」「木食山居定誉故信法阿作」と墨書きされている。今から200年近く前の作である。
木食故信は、今廃寺になっている大町市の弾誓寺六世の住職をし、享保九年に没している。故信が伊那に来たのは弾誓寺住職中か、それ以前のことである。